[著者:水沢夢/イラスト:春日歩/ガガガ文庫]
女神の人間界への侵略、カウントダウン
人間界、詰んだ。いや、ホントに。どうすんだろ? って、最初の段階から。相手は天上の女神。力の差は歴然、人間側に対処方法はほぼ無し。12歳の少年が背負うには、あまりに重く過酷な現実。それでも僅かばかりの可能性と希望は、照魔とエルヴィナとの『一蓮托生』な行為が示してくれましたよね。ただ、本当に人間界側の切り札的な存在って、現状この二人の対女神の力だけなんですよ。
あとは、照魔の母・猶夏が何か事情を抱えていそうで。そこが明確になった時点で、照魔の助力となるかどうか。この辺りはまだ憶測でしかないですが。
水沢 夢/春日 歩 小学館 2021年02月18日