[著者:三上康明/イラスト:大槍葦人/富士見ファンタジア文庫]
レイジの成長、背中を押し決意を促すエピソード
異世界転生者の要素は前巻よりも更に希薄で、物語への影響力は極めて小さい。ただ、レイジの『災厄の子』と天賦珠玉『森羅万象』は、どこかで異世界転生者の部分と繋がりがあるような気もする。今回は、一所に留まっての伯爵令嬢エヴァの護衛任務で4年経過。レイジも随分成長していたし、更に今回の件を経て成長を積み重ねた。でも、これでさえ目的到達へ足踏みしている状況。確かな手掛かりを掴んで、先へ進む決心が付いて、ようやくレイジの中で新たに時が動き出したような印象でした。
既刊感想:1
限界超えの天賦は、転生者にしか扱えない 2 -オーバーリミット・スキルホルダーー
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三上 康明/大槍 葦人 KADOKAWA 2021年02月20日