SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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極点の炎魔術師 ~ファイアボールしか使えないけど、モテたい一心で最強になりました~

[著者:シクラメン/イラスト:ミユキルリア/モンスター文庫]

 火属性が最低のFランクで、しかもその中で『ファイアボール』の術しか使えない。そんな主人公イグニが、『一芸を極める』ように、世界最強魔術師の一角・祖父ルクスの言葉に従い、ただひたすらファイアボールの能力を極限まで磨き抜いて行く。

 一点を極めると言っても、そこに相応の能力が伴っていなければ、結局は凡人の叶わぬ夢で終わる。その点で、イグニは特別な潜在能力が備わっていた、と言えるのかな。何で最低のFランク判定が出たのか? って疑問は、多分『ファイアボールしか使えない』部分だけで判断されてしまったのかも?

 強くなりたい動機が「女の子にモテたい」。魔術学園に入っても、ずっと女の子達からの受けを意識する姿勢はブレない。分かり易くて結構好きです。