SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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午後九時、ベランダ越しの女神先輩は僕だけのもの2

[著者:岩田洋季/イラスト:みわべさくら/電撃文庫]

 夏菜子先輩の旭に対しての言葉の向け方が妙に回りくどくて、「何が言いたいの?」「一体どうしたいの?」ってなってたかなあ。ほかの子(つばき)とのデートをけしかけてみたり、ありきたりな恋人付き合いを『神話』とか称したり、それを『破壊』するとか言ってみたり。なんか良く分からんかったです。言いたい事とか彼女の内面の事とか。

 旭は旭で、行動を起こす前段階で、やたら小難しく考え過ぎていると言うか。『夏菜子先輩の望むお付き合い』と言うやつを、めちゃくちゃ頭の中で考えてこねくり回して悶々としてる印象で。もうちょっと感情の赴くまま行動優先に出来なかったのかなあ、とか思いながら眺めてました。ここら辺は、旭の性格的な面が出ていたのかも知れませんが。

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