[著者:春日部タケル/イラスト:ハリオ/富士見ファンタジア文庫]
元魔王が実弟に殺されされる寸前に、人間側の『勇者』として召喚される。と同時に、異世界側(おそらく現実世界の日本)からも、ひとりの女子高校生が『勇者』として召喚される。「何故この二人が?」と言う疑問を抱きつつ、確かに勇者適性のある元魔王マヒトと異世界人ヨーコが、魔王討伐の為に魔族との戦いに身を投じて行く……と言うお話。
『聖剣』に適性があるのはマヒト。でも、真に『勇者』として召喚されたのはヨーコの方。その辺りにどんな意味が込められているのかなあ、って気持ちはありましたが。現時点では、明確に『これ』と言った事が語られるには至っていない感じかな?
あと、ヨーコが『深い事情』を抱えて異世界からの召喚に応じている点は、しっかり覚えておくべきでしょうかね。ラストで登場した『硝子』なる人物との関係性、果たしてどう言ったものなのか。