[著者:二月公/イラスト:さばみぞれ/電撃文庫]
原作付きのアニメ化の際の制作トラブルとか、本当に現実でも有り得そうな様子が、現実味溢れ過ぎで何とも言えない気持ちになってしまいました。
「これはフィクションなんだ」と言い聞かせ割り切って読んでいたつもりでも、現実との比較と“もしも”を考えられずにはいられなかったですよこれは。でも、そこまで重く深く考えさせられる程、由美子と千佳の声優としての懸命さを追いながら、今回のエピソードに没入出来ていたのだと思います。
いや、しかしこりゃ、若手声優が若手主体の現場で背負うにはちと重い気もしましたよ。問題作の主演声優を任された新人の結衣、自分の演技力に葛藤する千佳、先の進路に迷う由美子。同時進行での悩みも様々で、とにかくしんどい状況続きでした。
一応、それぞれに納得の行く答えは見出せたのかな? 何となくスッキリと終われていない幕切れだったので、次に持ち越し引き摺りそうな気もしてますが。とりあえず、由美子と千佳が口にしていた、『もう一人の問題の後輩』の事が気になる所です。
声優ラジオのウラオモテ #05 夕陽とやすみは大人になれない?(5)
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二月 公/さばみぞれ KADOKAWA 2021年07月09日