SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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リアデイルの大地にて4

[著者:Ceez/イラスト:てんまそ/ファミ通文庫(B6判)]

 今回の大半は、新たな娘のルカと、お世話になっている宿屋の娘・リットと、従者のロクシーヌを引き連れての遠征旅行のお話でした。子供二人に旅の経験を積んでもらう事と、純粋に王都で楽しんでもらいたい、というケーナの思い付きが事の発端。

 通常、一般常識的に『危険』と思われる状況に陥っても、ケーナが万全の対策を用意しているので、全く問題にならないんですね。なので、まあ安心してのんびりと眺めていられること。ケーナの娘や妹分に対しての溺愛ぶりも存分に堪能できます。

 一方で、ケーナに護られた万全の裏で動いている不穏な存在。少し前から結構気になってます。ちょっと正体が見えなさ過ぎて、困惑してる所もありますけど。ケーナとの関連もまだ良く分からないし。

 あと、元のゲームと確実に関わっている、突発的なイベントボス出現について。こちらは、ケーナが元プレイヤーのコーラルやシャイニングセイバーと、その異常性を話し合っていましたよね。

 ケーナにとっても、それは無視出来ない『異物』となりつつあるのか。裏に潜んで動いている存在との関係はまだ不明ですが、これまでよりも危険な存在として、注意して行く事になるのかも知れません。

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