SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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ソードアート・オンライン26 ユナイタル・リングV

[著者:川原礫/イラスト:abec/電撃文庫]

 ユナイタル・リング側とアンダーワールド側を、交互に視点移動して語って行く構成展開。これに「どんな意味があったのだろうか?」と考えながら読んでみても、正直意図はあまり掴めませんでした。

 アンダーワールドの『侵入者』が、ユナイタル・リング世界に何らかの影響を及ぼす存在だったりするのかなあ? 未だに接点がサッパリ見えて来ないんですが、これだけ密接に両世界を絡ませてくるような展開なのだから、さすがに何も無いとは思えない。

 ユナイタル・リングのチーム攻略戦と、アンダーワールドの謎の異変と交錯。独立して見れば、それぞれに違った熱い展開の面白さがあって、非常に見応えがありました。それだけに、このぶつ切り展開はちょっと「うーん」な手応えで、惜しい印象。

 諸々真相が明かされれば、スッキリ出来るのかどうか。とりあえず、次はエオラインについて詳しく知る事が出来そうです。特にユージオとの関連性ですかね。キリト君がもうずっとそわそわしてるので、早いとこ種明かして落ち着かせてあげて下さい。

既刊感想:『ソードアート・オンライン』感想一覧