SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

迷探偵の条件1

[著者:日向夏/イラスト:magako/MF文庫J]

 主人公・真岡陸、十八歳の誕生日までに『運命の女性』に出会わなければ死ぬんだそうです。

 その事を聞いて一言、「本当に?」と疑問の視線。陸の父も祖父も条件満たして生き延びているし、大丈夫なのでは? それよりも、事件に巻き込まれて命を落としかねない危うさの方がよほど心配だ。

 現時点で登場している女性の中から『運命の女性』候補を考えると、幸美一択だと思うんですけどね。ただ、終盤でとある不穏な発言があったので、そう単純にはいかないのかもしれない。陸と幸美は長い付き合いで、互いに『健全な関係』とは言えない事も、充分に理解しているようにも見えました。

 あとは「柊木まりあって結局何なの?」ですかね。ただのウザ絡みキャラ? それとも裏がある? 今のところは面倒くさい人にしか見えないんですが、なんとなく裏があって欲しい期待感も抱いてしまう。彼女は今後の動きに要注目かな。