SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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この△ラブコメは幸せになる義務がある。

[著者:榛名千紘/イラスト:てつぶた/電撃文庫]

 いやぁ実にめんどくさいヘタレ女でしたね。……キツい物言いでごめんないさい。否定してるわけじゃないんです。やり取りを見ていてとっても面白かったので。ただ、読み終わってみるとね、やっぱり一言物申したくもなるでしょう? 「このヘタレ女が!」と。

 読み進めながらの一番の興味どころは、『凛華→麗良→天馬→?』みたいな恋愛感情の矢印がどう変化を見せるのか? だったでしょうかね。何となく「どうせ凛華も天馬に惹かれて行くんでしょ?」、みたいな気持ちは抱いてましたけど。うーん、実際にどう変化したんでしょうかねえ。とにかく、凛華がどうしようもなく“煮え切らない”もんで、天馬と同調するように「うがーーっ!」とか頭抱えて唸っちゃいましたよ。

 個人的な希望としては、天馬はあくまで『仲介役』に徹して、凛華の願望通りに彼女と麗良がくっ付いて欲しい所。でもなあ、二人からの天馬の好感度が上がりまくってるんですよねえ。まあそもそも天馬が恋愛感情を抱いているかどうか怪しいのも、問題と言えば問題なんですが……。ともあれ、これから三人それぞれの気持ちがどう動いて行くか、目が離せませんね。