SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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虐げられた幼女、スキル進化で万能聖女になりました! ~最強賢者に拾われて今度こそ幸せ街道まっしぐら~

[著者:古森きり/イラスト:m/g/ベリーズファンタジー]

 前世で既婚者OLだった主人公アミア、人生に疲れ果てて半ば自殺のような自殺電車事故に合い異世界転生。転生先は没落貴族で虐待受ける8歳幼女。奴隷商人に売られる寸前で、謎多き青年に救われ保護され新たな人生を歩みながら、眠っていた真の能力を覚醒させて行く、と言うお話。

 今回で限って言えば、アミアの超絶能力はまだ発展途上で、ようやく終盤まで来て規格外の片鱗を見せ始めたような感じでした。本当のチートは、アミアを保護した“もふもふ”こと幻獣ケルベロスのチトセ。彼は異世界渡航者かつこの世界の理から外れた存在で、誇張ではなく神のように万能です。

 何故アミアを保護したかと言えば……何ででしょうね? 改めて考えると明確な理由は特に無かったような……内に眠る力の強大さを感じ取って、「これは野放しに出来ない」と思ったのかも知れません。

 スキル進化の本領はまだこれから、聖女にもまだなり立て、帝国の学校への入学もまだこれから。話が盛り上がって行くのはここからだと思うんですが、どうも続刊無いみたいで残念……。