SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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もふもふを知らなかったら人生の半分は無駄にしていた

[著者:ひつじのはね/イラスト:戸部淑/ツギクルブックス]

 現実世界の日本で命を落として、超絶チート2歳児に異世界転生した所からの始まり。最初に気になったのが、主人公の前世の最期の状況がハッキリしなかった点。あえて含みを持たせて曖昧にしているようにも見えましたが……さて。

 断片的な描写から判断すると、主人公が面倒を見て守っていた幾つもの存在が、天災によって主人公と同様に命を落として、救えなかった悔恨が異世界転生への力となった、みたいな感じなのでしょうかね。

 異世界での物語の進行とは、今の所あまり繋がりは見られませんでしたが、生命魔法をアレンジして使いこなせたり、その事が縁で精霊と交流出来たり契約を結べたりしている所は、なにか関連性があるのかも知れません。

 あと、とりあえず「どう見ても2歳児の強さじゃねえよ」なのは、異世界転生チート無双のお約束事。『もふもふ要素』は意外と薄かったですが、今後ルーみたいなもふもふな獣も色々登場して来るのかも?