[著者:あわむら赤光/イラスト:kakao/GA文庫]
ベル乃がメインの回。これまでケンゴーの問い掛けに対して、ことごとく「……お腹空いた」な呟きしかもらえなかったベル乃の『本音』が初めて垣間見れます。ベル乃自身の言葉でハッキリ本心を伝えてもらえると、実感が増すなあってしみじみ思いました。
これまでは「それしか言わんのかーい」と、腹ペコ発言に突っ込んだりしてましたが、これからはケンゴーが彼女の隠れた本心をしっかり受け取ってくれる事でしょう。
さて、気になっているのが次へと繋がる展開について。ちょっと面倒臭そうな敵対者が出て来ましたよ。今回、魔王軍と魔将達の内部分裂からの崩壊の危機に晒されていて、正直かなり綱渡りな状況だったような気がします。
ケンゴーと魔将達が“正しく”連携出来れば敵無しだとは思いますが……不穏な空気が色濃く残る幕切れで続きが気になる所です。