SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編IV

[著者:久宝忠/イラスト:めばる/TOブックス]

 初っ端でアベルが王国第二王子だと聞かされて「ほげぇ~」ってなりました。普段、割と粗野で荒々しく大雑把ってイメージが付いていたので、この事実は結構衝撃的でした。

 まだ涼には知らされていないんですが、でもまあ知らされて所で付き合い方は別に何も変わらないでしょう。知られたら、“弄られ方”の新たなパターンを提供してしまいそうなので、何となく黙っている……のかも知れない(案外あり得そう)。

 今回は、異国の王族護衛の続き、からの王都襲撃による大激震、からの浮遊島の墜落、からの悪魔との避けたかった再会、などなど。相変わらず涼は無関係なのに、いろんな出来事が盛りだくさんで巻き込んでくれてました。

 王国、帝国、連合国との関係性は、暗躍者の動向を見るに、かなり歪んでいるような印象でしたが、それが物語と涼にどこまでどのように影響を及ぼすかは、まだハッキリとは見通せない感じです。

既刊感想:IIIII