[著者:古流望/イラスト:珠梨やすゆき/TOブックス]
『モルテールン家と次期領主の息子には手を出すな!』と、忠告みたいな言葉を改めて突き付けられるような内容です。
今回は大商人のこざかしい裏工作が描かれていて、当人は得意分野の『経済戦争』を仕掛けたつもりだったのに、まんまとペイスの策に飲み込まれた様子が見事な「ざまあ」展開で面白過ぎでした。
ついうっかり“侮ってしまいたくなる”大商人の気持ちもよく分かる描き方で、「あ、これペイスにやられるな」って予感もあって、分かり易い中でもペイスのさらに上を行く作戦が際立っていたかなと。
本来の任務である、『外交の王子の護衛』に関してはどうなるんでしょうかね。まだ自国への帰還報告はないので、このまま外編が続くのかどうか。
カセロールも結構面倒な立場で自分の領地に滞在してるので、早くペイスに戻って欲しいて思っている事でしょうが果たしてどうなるか。
既刊感想:『おかしな転生』感想一覧