[著者:古河正次/イラスト:六七質/KADOKAWA]
変異種、魔力熱、魔素増加、凶人……何か特別な事態が起こり得る予兆があって、その先で大体ジンに対する試練として立ちはだかる。その度に難しい選択を迫られ、極限状態の中で最適解を導き出して行く。
今回は特にジンにとって初めての『対人戦闘』が襲い掛かり、これまでより大きな覚悟と決断を強いられる内容になっていました。
この辺りは事前の“匂わせ”で「多分そうなるんじゃないか」って気付きもあったので、心構えは出来てましたけど、やはり事後のジンの心には少なからず重く圧し掛かるものが見られた気がします。
それでも、事前に受けたグレッグの厳しくも気遣いのこもった忠告や、仲間達の助力と寄り添うような思いが大きな救いになってましたよね。
変異種出現の増加や魔素増大の原因など、まだ解明し切れていない問題はありますが、とりあえずは難しい局面を無事に乗り越えられてホッと一息。