[著者:古河正次/イラスト:六七質/KADOKAWA]
冒険者をしながら『結婚』と『子供を作って家族を築く』を真剣に考える回。恋愛弱者だった元おじいちゃん、経験不足で相当苦戦を強いられてましたけど、さすがに鈍感過ぎるにも程があるだろう……とちょっとモヤモヤさせられてました。
まあ、ジンは異世界転生者な上、事情を全て明かしたとは言え、アリア、エルザ、レイチェルの三人の嫁候補と今後どうするかを考えなければならないので、一口には言えない色々な大変さを抱えているのもよく分かる。
ジンにとって最も救いとなってるのは、三人共に彼の全部を充分過ぎるくらい理解して受け入れている事だと思うんですよね。恋愛感情や結婚や家族になる事に対して、ここまでジン達が深く真剣に向き合う姿はとても良いものでした。
まだハッキリと答えは出せていませんが、これだけジンが自分と三人の将来について悩み葛藤しているんだし、この雰囲気なら誰にとっても幸せな選択をしてくれるんじゃないかな。