[著者:丸戸史明/イラスト:深崎暮人/富士見ファンタジア文庫]
こ、こいつら……両想いが成立した途端に初っ端からいちゃつきやがって~。ってか恵がめんどくせえ! フラットなキャラはどこへ行った?
出だしからこんなに倫也の告白を引っ張るとは思ってませんでしたけど、もう好きにやってくれって感じで、結局ニヤニヤさせてくれる所へ落ち着いてくれたんで満足です。
と言うわけで名残り惜しい最終巻。ゲーム完成までわちゃわちゃやってましたけど、特に致命的な波乱も問題もなく、予定通りにやるべき事をこなして行く展開でした。やっと安心して落ち着いて見ていられるようになったと言うか、余計な事が何もなくてホッとしてました。
倫也と英梨々、詩羽との関係にキッパリ答えを出してくれた事は素直に嬉しかったです。そうでなければ恵と並んで前に進めませんからね。最後に倫也と恵が並び立ち、少し先の未来を予感させるような余韻を残す結末の描写も実に良いものでした。