［著者：丸戸史明／イラスト：深崎暮人／富士見ファンタジア文庫］
英梨々のターンで英梨々ルートで英梨々エンド、になるはずだったんだけどね……“ゲーム制作の話がなければ”。
倫也にとっては英梨々を取るか、ゲームの最終締め切りを取るかの話で、ハッキリ言って他のメンバーの意向を無視して独断専行に走っちゃったわけなので、もう見てるこっちは「サークル崩壊エンドか!?」なんて思っちゃうほどで。
いや、でも倫也はなんだかんだ詩羽にも美智留にも恵にも、充分理解を得られるだけの信頼感は築けていると思っていましたけど。とは言え皆の事情を放り出して英梨々とこれなもんだから、内心ヒヤヒヤもんでしたよ。
一応それぞれに理解は得られたものの、唯一恵だけは倫也との間が妙な雰囲気になっちゃってましたね。そもそも普段の感情が読み難い恵が相手だから、これまた心の内の真相を理解するのに難儀しそうです。
