［著者：丸戸史明／イラスト：深崎暮人／富士見ファンタジア文庫］
実質『本編12.5巻』です。主に病気で倒れた紅坂朱音に代わって“何故か”倫也が商業作品の追い込みの指揮を執る事になった間の、実質ほったらかしにされていたサークル側のエピソード。
別名『黒くて面倒臭い恵のなだめ方』と称されてもいいような、恵にとっては試練続きだったかも知れないけれど、彼女に対する“最後のキャラ補強”みたいな感じだったでしょうかね。
今回の中で、案外美智留が最も有能な立ち回りしてるなあ……と思ってたら裏で糸引いてた某先輩がいらっしゃいましたとさ。これは倫也の奮闘で某先輩の作業が落ち着いてくれたから出来た事なのか、それか彼女と繋ぎ役になってくれていた美智留がやっぱり有能だったって事になるのかな。
そんなこんな紆余曲折の末、12巻のラストと同様に『13巻プロローグ』に辿り着きました。ただ、こちらはGirls Sideに相応しいGirls Sideらしい演出。この辺りの“仕掛け”は本当にうまいなあと唸らされてニヤニヤさせてくれますよね。
