- 作者: 川岸殴魚
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/12/18
- メディア: 文庫
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編集長が金髪ツインテロリである事以外、こと編 集者の仕事や作家との付き合い方については妙に現 実味溢れ過ぎている。あり得なさそうな状況が「い や、もしかしたら……」と思わせる程度には信憑性 がありそうで、判断に困る所がまた面白くもある。 一方的で傍若無人な編集長の振る舞いは、部下目 線からすれば大概「そりゃねえよ」となりそうなん ですけど、稀に本人や作家の為、或いは会社の為に 発言している風にも取れるのがまた小憎らしい。 マスタニの件は現実ではあまりあって欲しくない、 と思いたくなるような類。でも“流行り”と“書き たいもの”の間で悩んで、煮え切らない態度を引き 摺ってる所なんか、凄くありそうなんですよね。 既刊感想:1、2、3