[著者:瘤久保慎司/イラスト:赤岸K/電撃文庫]★★
- 作者: 瘤久保慎司,赤岸K,mocha
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/07/10
- メディア: 文庫
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紅菱の一族が主役とするなら、今回のビスコ達は 立場的に脇役みたいなもの。六道囚獄の連中にとっ ては招かれざる客であり、ビスコの行為は飛んで火 にいる夏の虫のようなもので。直接的には深い関わ りも無いのに、あえて余計に深く関わろうとして強 引に主役面して割り込んで来る辺りは、これまで同 様にビスコらしいなあって振舞いでしたけどね。 今回に中でちょっと気になってるのが、この最後 の終わり方について。ビスコとミロは直視していた 筈なので、シシのこの行為に対して果たしてどんな 感情を抱いたのか。そこが描かれずに幕引きだった ので、次までシシや紅菱一族との話が尾を引くのか、 それともすんなり終わって別の所へ向かうのか。 既刊感想:1、2、3