SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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クラスで一番の彼女、実はボッチの俺の彼女です

[著者:七星蛍/イラスト:万冬しま/角川スニーカー文庫]★★

警戒心が薄そうな割には
 よく周囲にバレないなあ。特に琴音の方は、学年トップ成績と高校生モデルってだけでも目を引く存在だと思うのだけど……抜け出しても気付かれないってのは、余程目撃されないような立ち回りが巧いのか。

まさかこいつと付き合っているとは誰も想像出来ない
 その“まさか”が相当な“まさか”だから。有り得ない、と思われている事だから。認識され難い? 何かそれもまた誠司の立場からすると悲し過ぎるんだけど、バレたくない身には好都合なのかも知れない。

隠し続けて行けるかどうか
 秘密な割に周囲バレの危機感とか緊張感のドキドキが薄めなので、何時バレても別に構わないと言うか、案外バレてしまうのも時間の問題のような気もするけれど……どうなるだろう。周囲の“まさか有り得ない”の認識が持続すれば良いけどね。