SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

いつか僕らが消えても、この物語が先輩の本棚にあったなら

[著者:永菜葉一/イラスト:なび/MF文庫J]★★★

小説家になりなさい
 例えば。突然道端で見ず知らずの人に、「あなたは小説家の才能があるから物語を書きなさい」と言われたら。そして「一緒に小説家への道を歩みましょう」と手を差し伸べられたら、どうします? 自分だったら全力で逃げる。たとえその瞬間どんな境遇にあったとしても、絶対に二度と関わりたくないと思うはず。でも、そうはならず、その手を縋るように掴んじゃった人が居る。そんな人が、狭き門の『小説家デビュー』をがむしゃらに目指すお話。

行動を越さなければ実現0%
 正直、そんな簡単でも甘くもないって冷めた目で見てました。ごめんなさい。ただ、行動すれば0%ではなくなる、そんな意気込みで全力で邁進する、『絶対になる』熱量は物凄く伝わって来ました。