[著者:玩具堂/イラスト:悠理なゆた/MF文庫J]★★
二人を繋ぐ役割を担い、真相へと至る
雪音が考察による『推理』、雨恵が直感による『気付き』を担っている。ただ、それだけでは謎解きは成立せず、解決までは到達しない。二人の間に和が入ってこそ、円滑に謎が解かれるようになる。和の『役割』、割と明確に見えて来ました。姉妹を繋いで解明まで導く。だから、二人じゃダメなんですよね。役割の異なる三人が揃って、真相へと至れるようになる。この関係性、良いですよね。
謎を解く事で他人の心の深層を暴いてしまうのか……なんて危惧を和は抱いてましたが、今後そこが重荷となってしまうのかどうか。結局断れないと思うので、あまり気負わないでいて欲しいですよね。
既刊感想:1
探偵くんと鋭い山田さん2 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる
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玩具堂/悠理 なゆた KADOKAWA 2020年10月24日頃