SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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俺のプロデュースしたエルフアイドルが可愛すぎて異世界が救われるレベル

[著者:仁木克人/イラスト:天川さつこ/電撃文庫]

物語の中では現場でアイドルに会える
 『勇者』の定義って、主人公が存在するその場所によって、きっと様々なんだろうなと、しみじみと思い知らされるようなお話でした。つまり、翔人が転移した異世界では、『ドルオタ』こそが本当に『勇者』となり得る存在だった、と言うわけですね。

 必要なのは、敵を圧倒する身体能力じゃない。真に求められていたのは、他者の心に癒しを与えるアイドルを育成するプロデュース力。翔人の『ドルオタ』経験と知識が大きな武器となる。この発想と物語への盛り込み方、なかなか面白いですよね。

 フィーリーフ達三人でグループ結成はあるのか? メノギオルとの対決の行方は? そして、もう一人のドルオタ? 色々と先の展開が楽しみですね。