SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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友達の妹が俺にだけウザい6

[著者:三河ごーすと/イラスト:トマリ/GA文庫]

彩羽と向き合う今の明照は、果たしてどんな感情なのか
 明照が壊れた! と、言いたくなるような突飛な行動。それは、彩羽の為に文化祭の『ミスコン』に出場すると言う事。事情を聞いても、「お、おう」って感じで戸惑いを隠し切れませんでしたけどね。

 彩羽自身が望まないのなら、明照のやろうとしている事は、自己満足なお節介なのかも知れない。でも、その事を自覚しながら、それでもなお彩羽に「素を見せられる親友が出来て欲しい」と強く望んでいる。彩羽の事を真剣に考えている証ですよね。

 文化祭が済んで、彩羽の迷走状態も落ち着いた所で、遂に明照にも答えを出す決断の時が迫って来ているのかな、と思わせる急転直下のラスト。逃げ道を完璧に塞がれそうな展開。明照の運命や如何に。

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