[著者:逆井卓馬/イラスト:遠坂あさぎ/電撃文庫]★
なんで初っ端からジェスたそといちゃいちゃブヒブヒ二人旅な『らぶこめ』展開やってんの? ってなりましたよね。ただ、一緒に『北方星』を目指していたのも、単純に一段落付いた息抜きの旅だと思っていたので、あまり疑問や違和感を抱く事なく読み進めていました。
で、途中からジェスの言動に何か伏せているような違和感を抱き、豚も何となく勘付いた頃に、「何かあるな」って気にするようになったんですよね。
後半で色々と分かって来るわけですが……ちょっと忘れていた前巻ラストの状況に繋がって、急転直下の衝撃展開に「ええっ!?」となりました。なるほどねえ。これはなんか、言われてみて思い返せば確かに……な感じでしたが気付けませんでしたね。
結局の所、『終わった事が全く終わっていなかった』と。衝撃的な豚の件はどうなるんだろうなあ。これをどうにかする事が、全ての問題を乗り越える事へ繋がって行きそうな、そんな気もしています。
豚のレバーは加熱しろ(4回目)
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逆井 卓馬/遠坂 あさぎ KADOKAWA 2021年05月08日