[著者:気がつけば毛玉/イラスト:029/角川スニーカー文庫]
現世で事故死で異世界転生。精神は現実世界側の『男』のままで、肉体は異世界転生後の『女』の姿。設定としては見掛ける手法かなと思いつつ、主人公が『その状態を受け入れられるか否か』が、先の行方を大きく左右するような内容となっている。
この物語の主人公・アウローラは、精神と肉体の性別が合わない状態が『どうしても受け入れられない』派で。でもこの異世界って、立場が『完全女性上位』なので、受け入れて利用して巧く立ち回ればいいのに、って思ったりもしたんですけどねえ。
ただ、確かに自分の中で性別の不一致を抱え続けるのは、精神的に良いものではないのかも。どこまで男に戻る事にこだわり続けられるか見物ですね。
この世界、わたしに都合がいいようです!(1)
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気がつけば毛玉/029 KADOKAWA 2021年03月31日