[著者:荒三水/イラスト:さばみぞれ/モンスター文庫]
唯李と小学生の時に同級生だった、新キャラの転校少女・萌絵。ハッキリ言って「くそうぜえ!」と叫びたくなる程。特に過去の陰キャラをバラされたくない唯李からすれば、ウザさの極みでした。
こっちの都合お構いなしに距離を詰めて来るわ、こっちの異論反論全く聞かずに『柔らかく』自分優先で言動を通そうとするわ、しかもそれが嫌味にならず周囲に受け入れられてしまうから質が悪い。
イラつきが最高潮で、思わず物理的に書籍をぶん投げてしまう所でした。多分意図的にそんな風に萌絵を描いていたと思うんですが、読み手をイラつかせるような煽り方がとにかく巧かったんですよね。
まあ、萌絵が訳あり裏ありなのは何となく見えていたので、事情が語られた後はイラつきの沸騰も治まりましたが。しかし、ハッと気が付いたら悠己と唯李の関係が何も進んでねえ。唯李にとってはそれどころじゃなかったか。この辺は次に期待かな。
隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた(4)
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荒三水/さばみぞれ 双葉社 2021年06月30日頃