SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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リアデイルの大地にて6

[著者:Ceez/イラスト:てんまそ/ファミ通文庫(B6判)]

 再会したオプスから、核心であるこの世界の真相が語られましたが……なんか分かったような分からんような……。オプスさん、説明下手ですか? それとも、今はまだケーナに語るべき事でない部分を省略した為、妙に分かり難くなってしまったのか。

 うーん、言いたい事は何となく伝わって来ました。ただ、なんか変に複雑に捻られていて難解に思えたんですよね。予想以上に色々絡み合っている。

 で、結局今ケーナが生きる、この『リアデイル世界』って何なの? と考えると、今回のオプスの説明だけではどうにもハッキリこうだと言い切れないくて、もどかしく感じてしまう所もありました。

 現実世界での桂菜の『死』は、やっぱり変えようがないことが分かりました。でも、今のケーナの場所と状況から、叔父や従姉妹に接する『何らかの方法』はある、とオプスが匂わせていましたよね。

 あとは、まだ伏せられている世界の秘密を知って、ケーナがどう生きて行くか。ケーナ次第な所に委ねられて行くのかな。本音を言うと、ケーナが現実世界に生還する奇跡みたいな展開を願ってます。

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