SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

追放されるたびにスキルを手に入れた俺が、100の異世界で2周目無双1

[著者:日之浦拓/イラスト:GreeN/HJ文庫]

 神は何故、エドにこのような試練を与えているのでしょう? 根本的な疑問です。きっとエド自身、答えの出ない問い掛けを、数え切れないほど繰り返して来たに違いない。100の異世界を巡って『100回追放された』今でも、未だに答えはもらえてないっぽい。そうなると、もう神の意思なんて考えるだけ無駄って所に収まってしまうわけで。

 案外「もうどうでもいいや」って開き直りが、異世界巡回を継続して来れた要因なのかも知れませんね。おそらくエドの中に「元の世界に帰りたい」という気持ちが失われない限り、“追放されるのが目的”な『異世界巡回』は続いて浮くのでしょう。

 大真面目に物語に向き合って言うなら、完結まで100巻必要って事になるんでしょうか? ちょっと真剣に考えてしまいました。ネタが尽きない限りは……ってとこでしょうか。エドにとって、次は確実に“一周目とは違う状況”で挑む事になるわけですが、まずどんな世界で以前どのように関わったのかが気になる所です。