[著者:ニーナローズ/イラスト:吠L/HJ文庫]
異世界と地球が突然繋がって、異世界側から為すすべなく侵略されながらも、辛うじて持ちこたえる最中で異世界の『魔法技術』を“分析・吸収”しながら反旗を翻すに至る。←いまここ、みたいな状況です。
でも主人公・星名の無双ぶりを見ている感じでは、「なんか地球側が圧倒してるんじゃね?」みたいな印象だったんですけどね。今やっているらしき『戦争』というやつは、互いの種族を滅亡させる目的ではなく、“互いが有する技術情報の奪い合い”を目的にやりあっている風にも見えました。実際の所はどうなんでしょうね?
あんまりその辺りの全体像はまだ見え難くて、星名達のような地球のトップクラスの実力者の能力を表現する、みたいな所が際立っていたようにも思えました。星名に関しては、自分の立場に従って役割をこなしているに過ぎませんでしたから。続刊予定があるとの事なので、今回だけでは語られなかった部分の更なる掘り下げに期待したい所です。