SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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無駄だと追放された【宮廷獣医】、獣の国に好待遇で招かれる ~森で助けた神獣とケモ耳美少女達にめちゃくちゃ溺愛されながらスローライフを楽しんでる

[著者:茨木野/イラスト:とぴあ/Mノベルス]

 国でただ一人職務を押し付けられていた宮廷獣医の主人公ジーク。「お前などただの獣の世話係の雑用の役立たずだ」と国王から言い渡され、一方的に解雇追放される。

 追い出されて放浪する途中で神獣と呼ばれるケモノを獣医術で救って、獣の国に好待遇で招かれて悠々自適な生活がスタートする。『追放ざまぁチート無双ハレム系』です。とにかく見慣れたお約束要素が色々とくっついてました。

 そもそもジークの場合、途中でチート能力が目覚めるとかじゃなく、もう最初から何故か強いんですよね。積み重ねが無くて何となく最強で「いやそれただの獣医の強さじゃないだろう」的な。

 そこから天井知らずで都合よく強くなって行くんで、ちょっと途中から「もういいかな……」ってお腹一杯になってしまいました。まあこの辺は程度の問題で、ざまぁチート無双も度が過ぎれば『スッキリ爽快』よりも『ウンザリ感』が前に出るような、そんな感じだったでしょうか。