ギルド追放された雑用係の下剋上　～超万能な生活スキルで世界最強～ - ＳＩＤＥＯＮＥ　～小説の感想を日々書き連ねる～

夜桜ユノ TOブックス 2020年07月10日頃

　戦闘を必要としない日常生活の中では『雑用スキル』が最強、というお話。主人公ティムの雑用スキルが超絶有能な事を理解していない無能なギルドが、彼を追放した事によってざまぁされる。まあこの辺はお約束事で、本作では多分おまけのようなもんです。

　本題は、ティムが雑用スキルをどの方向に伸ばして行って、彼自身はどんな事を為すべき目標として定めて行くのか、みたいな所だと思います。ティムの出自にはとんでもない“訳あり”が含まれていて、今は横に置かれた状態ですが、いずれ話が進めば向き合う事になるのかも知れません。

　断片的に得た情報から判断すると、どうもティムも向こう側も互いに関りは持ちたくないと思っている模様。現状は交わりのない離れた場所にいるので、とりあえず次巻へ唐突に続いてしまった貧民層の問題の行方が気になる所です。