SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

安達としまむら8

[著者:入間人間/イラスト:のん/電撃文庫]

 最初、読む巻数の順番を間違えてるのかと思ってしまった。この『未来の安達としまむら』って、確定された姿? それとも安達の妄想? しまむらが最近見る夢の中? 意外な所で存在が意味不明で思わせぶりなヤシロ(自称・宇宙人)の仕業? うーん、結局の所「よく分からん」でした。

 ただ、あとがきによると、『いつでも終われるように二人の近未来を描き示した』と言うわけだったので、実際の安達としまむらの『現実の姿』と捉えておくのが良さそうなのかなあ。もちろん、現在からではどうなるのかは見えていないんですが、「こういう関係性なら凄く良いじゃないの」と思える雰囲気だったのでね。

 現状は、やっぱりどうしても、安達としまむらの『好き』に熱量と温度差は感じてしまう。それでも、今回の修学旅行の雰囲気作りの恩恵か、前よりは居心地の良い関係になって来ているのかな、と言う感触は確かに得られました。

既刊感想: