[著者:滝沢慧/イラスト:睦茸/富士見ファンタジア文庫]
シリーズ最終巻。一真が萌香の記憶を取り戻す為に奮闘するのがメインとなっているわけですが、なにせ二人にとってエロゲが切っても切れない縁なもんで、「どうやって未知の萌香に受け入れさせるんだ?」ってやきもきした気持ちで読んでました。
でもまあ結局の所、萌香の奥底の記憶の断片みたいなものが、割とあっさり受け入れてくれたみたいでホッとしましたけどね。あと意外だったのが、萌香の記憶喪失期間がかなり長期的だったなあと。
『もう一度やりなおし』みたいな新鮮な気分で、一真と萌香の絆の深さを再確認で味わえたのは怪我の功名だったのかも知れません。最後はエロゲのお約束的展開っぽく、王道のハッピーエンドで満足感も充分な結末でした。