SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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転生したらスライムだった件2

[著者:伏瀬/イラスト:みっつばー/GCノベルズ]

 現実世界で言ったら『大企業の社長』みたいな立場と立ち回りだったかなあ、と転生前の状態をちょっとだけ思い出しつつ、今回のリムルの行動と感情の動きを眺めていました。

 普段は前面には立たずに優秀な部下に指揮を任せ、最高位の存在が責任を負わなければならない場合において、その責務を全うする、みたいな。今回一挙にリムルの統率する規模が拡大したので、より一層『大規模な地域を統率するトップ』感が際立っていたのかも知れません。

 この一連の流れは、リムルの意思とは関係ない成り行きで出来上がったものですが、リムルの決定権によって方向性が明確に示されたのも間違いない所で。

 大多数の『住民』を受け入れたリムルは、これからこの大規模な土地の中でどう立ち回って行くか。その辺りはまだ詳しくは見通せない。とりあえず、今回は相当大変だったので「お疲れさま」と声を掛けたくなりました。

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