SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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転生幼女はあきらめない4

[著者:カヤ/イラスト:藻/サーガフォレスト]

 最近大人達の誰もが『リーリアの思考』を実際の2歳児として扱ってないの、なんか面白い。

 たどたどしい行動が2歳児のまんまなので、行動と発言のギャップが際立ってるのもまた可愛らしいんですよ。護衛役のハンスとかが、それを見て思わず「ブッフォ」って吹き出したくなる気持ちもよく分かる。

 リアの事をよく理解している大人達は、ちゃんと彼女の意見を年齢とは関係なしに尊重してくれている辺りも良い感じで。まあ、だから理解のない大人のナメくさった態度が余計に苛立つわけですけど。

 今回で言うならアルバート殿下、あなたの事ですよ。ニコラスを巡って2歳児とまともに張り合ってどうすんの(しかも陰でめちゃくちゃリアに気を遣われてたし)。

 ただ、こんな風に無知な大人が2歳児の正論にやり込められるのも見所の内なのかなあ、なんて思ったりもしました。とりあえず、殿下の妬みの件はずるずる長引かずに解決してくれて良かったです(これもまたリアの功績なんだよなあ)。

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