[著者:春の日びより/イラスト:ひたきゆう/TOブックス]
え、乙女ゲームな展開、やるの? みたいな冒頭の匂わせ描写を目の当たりにして戸惑いが隠し切れませんでした。
これまでアリアが放っていた殺伐とした空気感ゼロで、まさにロイヤルな乙女ゲームの雰囲気だったもんで。果たしてここがどうやってアリアの元まで繋がって行くんでしょうか?
どうやら国の政治を巡って『王族派』と『貴族派』の対立抗争があり、更に今現在『王子殿下の正妃候補問題』が根強く絡んでいて、そこに『乙女ゲームの設定と知識』が関係しているような感じです。
とは言え、今のアリアが大人しく積極的に面倒な王族の結婚問題に絡むとは思ないですけど。鍵を握るのは、固い友情を結んで別れた王女エレーナの思惑や動向、そんな彼女とアリアがどのようなタイミングで再会を果たすか、でしょうかね。