[著者:美紅/イラスト:桑島黎音/富士見ファンタジア文庫]
久々の現実世界日常パート。基本的に異世界での騒動とも宇宙での騒動とも直接的には関わらないので、あまりに平穏過ぎる日常の『貴重さ』を噛み締めていました。
王星学院の人達って、優夜やユティやメルルの規格外能力をあっさり受け入れてくれるので、なんかそれで目立っても妙に安心して見ていられるんですよね。
優夜の立場的には無自覚ハーレム展開一直線ですが、候補が増え気味で個々の存在感が薄まっているのは気になるだったかも。優夜が鈍感過ぎて特定の相手を絶対に選べなさそうな感じなので、ヒロイン競争としては横一線でハーレム展開らしいとも言えるのかなあ。
一方、邪教団の意外な奮闘によって、優夜が過去に飛ばされ賢者ゼノヴィスと出会う事に。賢者の謎の『伏線回収』の話と言ってもいいのかな。何故優夜が賢者の全てを継承する資格があったのか、この件で大体判明しました。
最後はお約束の無双。でもこれがないと相変わらず異世界が滅びていたので、結局は優夜無双が必要だったんだよなあと納得させられてしまう。