［著者：美紅／イラスト：桑島黎音／富士見ファンタジア文庫］
もう笑うしかないくらい強さの上昇が止まらない。いつも力及ばずで悔しい思いをする『聖』の三人が、新たな修行を重ねる事で通用するレベルに達する展開は凄く好きなんですけど。それも結局は優夜無双が全部持って行っちゃうから霞んでしまうんだよなあ。
今回の相手は『虚神』なので“神”でしたが、事前に聞いていた脅威とは何だったのか、と言うくらいどうしようもないくらい見せ場なくあっさりでした。これまでの難敵よりも更に存在感を示せず終わったので、より不憫だったかも知れない……。
『一方その頃』が定着しちゃった現実世界側は、もうおまけ程度になっちゃってます。学園祭はある程度盛り上がったけど、異世界の規格外の戦いとは全く絡まないので。
ただ、レクシア王女のわがまま爆発で王星学園に留学する事になったらしいので、次は少し現実世界メイン寄りで盛り上がる事に期待してみたいです。
