[著者:美紅/イラスト:桑島黎音/富士見ファンタジア文庫]
滅びの神(『邪』の集合体)からすれば、「そりゃないだろ~!」って悲痛な叫び声を上げたくなるほどの理不尽展開で、見てるこっちもポカーンとなってしまいましたよ(敵ながら哀れだ……)。
今回は、現実世界でも異世界でも『お約束のご都合主義展開チート無双』が炸裂しまくってましたねー。これまでは優夜の成長過程を描く事を重視していて、『無自覚な俺つえ―』にありがちなチート無双はかなり控え目だったと思います。
その溜まった鬱憤みたいんなもんが、まるで一気に爆発したような感じで優夜の無双チートを見せ付けまくってたような感じで。まあ滅びの神が相手では、優夜をそんな風に扱わないと異世界が滅んでいただろうから、特に問題も違和感もなかったですけどね。
で、最後に出て来た“次なる相手”の存在にまたもやポカーンとなる。ちょっと急に話と世界の規模を広げ過ぎじゃないですか? 色々と大丈夫かな……。