[著者:左リュウ/イラスト:竹花ノート/HJ文庫]
『超絶鈍感』『無自覚女たらし』『ドS』=『クソ野郎』ですね。誇張でも言い過ぎでもないと思います。執事の影人が、主人公にしてラスボスであり“メインの攻略対象”と設定されているのも「分かるなあ」って感じでした。
お嬢の星音と歌姫の乙葉が奮闘すればする程、真意を全く読めない影人の行動のズレが露わになってしまい、そのお陰か報われないヒロイン二人を全力応援したくなってしまう。
そもそも影人に『恋心』と言う概念が理解出来ない限り、「もうどうにもならん」って感じなんですが、今の所そこに変化を期待出来そうもないしなあ。
とりあえず星音と乙葉が弄ばれるお約束展開を楽しんでいるべきなのか。どうにか星音と乙葉の真剣さが主従関係や友人関係の枠を超えて欲しいなあ、と願いつつ。