SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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エロマンガ先生11 妹たちのパジャマパーティ

[著者:伏見つかさ/イラスト:かんざきひろ/電撃文庫]

 マサムネがどれだけ『狭霧の事が世界で一番大好きで揺るがないから他人の好意は決して受け入れられない』と言っても、聞く耳持たずに横槍入れてちょっかいかけている人達。正直もうだいぶ面倒臭くなって来てる。

 ムラマサ先輩の友達とか、「なんで分かんねえかなあ」って気分だったし、今更智恵を出されても報われない不憫さが増すばだけだったし。この辺、聞き入れの悪さにかなりイラっとなってました。

 が、それでもマサムネに“新たな気付き”を与えてくれる人もいるから侮れないんだよなあ。今回で言うなら、めぐみとか真希奈の友達な人とか。こう言う人達は、マサムネと狭霧の付き合い方の本質とか問題点をちゃんと理解してくれているから、マサムネ自身も感じているようにとても有難い存在だと思う。

 で、このラストに来て忘れかけていたあんたの登場か。今更感があるようなないような……ただ、彼女も別の視点で気付きを与えてくれる存在だと思いたいですね。