[著者:丸戸史明/イラスト:深崎暮人/富士見ファンタジア文庫]
読んでいる側は盛り上がり最高潮で「ひゃっほう!」って気分でしたけど、登場人物達はもれなく「こっちはそれどころじゃねーよ!」って気持ちだったと思います。
倫也の動向を眺めていて「おいおい倫也がそっちに関わるんかい!」って言いたくなってましたけど。まあ倫也だからこそのこの選択であって、この選択に進んだからこその倫也らしさ、だったのかなあと。
かつての雰囲気が戻った事は嬉しくもあり、一方恵の扱われ方を思うとかななり辛い所で、土壇場の正念場で切羽詰まってる倫也の心情をよーく表していた展開だったでしょうかね。とりあえず、何はともあれ「良かったね」と彼女に言葉を送りたい。
やや駆け足気味に過ぎていた箇所、倫也のサークル側の状況、この辺りは意図的だったのかどうか。おそらく予告通り次の『Girls Side3』で補強される事でしょう。