[著者:鴨志田一/イラスト:溝口ケージ/電撃文庫]
主に元生徒会長とはうはう先輩の恋愛エピソード。出会いから意識しあっての告白、付き合いを深めて卒業に至るまで、かなりじっくりと丁寧に描かれていたのが印象的でした。
本編の途中ではなかなか挟み込むには余裕が取れない内容で、そう言った意味では番外編らしく、番外編でやるにふさわしいエピソードだったかなと。
しかし、この物語でここまでどストレートな恋愛話に触れたのは初めてだったかも知れません。なにせさくら荘の連中の恋愛は、複雑でめんどくさいものばっかりですからね。
二人の視点からの本編の裏話的な描写も興味深かったですし、何より初々しさ大爆発でニヤニヤが止まりませんでしたありがとうございました。