［著者：向原三吉／イラスト：いちかわはる／角川スニーカー文庫］★
タイトルが話の大筋を説明してるんで、大体その通りな内容。で、何で懐かれてんの？ って主人公の直哉がその疑問に対して恐る恐る向き合って行くような、それで無愛想ヒロインな梨沙の内面を徐々に深く知って行くような、そんな展開のお話。
最初は無愛想な梨沙の態度や動向に興味を引かれて行く。ただ、個人的には途中から直哉の人間性に対して、ググっと興味を引かれたような手応えでした。彼の本質を知って、何となく梨沙との共鳴に納得出来たような感じで。放っておけない衝動に駆られたのも、「分かるなあ」ってなりましたよね。
向原 三吉/いちかわ はる KADOKAWA 2021年03月31日
