SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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私の推しは悪役令嬢。3

[著者:いのり。 /イラスト:花ヶ田/GL文庫]

 第二部開幕。

 バウアー王国とナー帝国、両国の政治的な駆け引きが絡んだ展開がメイン。レイとクレアのいちゃいちゃ百合要素もありましたが、もう結婚して養子も迎えて安定期に入った感じで、そこがメインではなくなりつつあるような印象でした。なにせ、一国の王やら教会のトップやらを交えての暗殺騒動に巻き込まれてたもんで、いちゃいちゃどころじゃなかったんですよねえ。ゲームの世界には存在しなかった『魔族』の介入があったり、レイの元々の知識が通用しなくなっている所も、ちょっと心配なんですよね。

 この第二部、果たしてどこへ向かって話が進んで行くか? ナー帝国との関係に答えを出す所が、最終的な着地点でしょうかね。あと、今回の途中で気になった所がいくつか。レイの生徒のイヴは、なぜ敵意の視線を向けて来るのか? それからアレアの魔力適正について。今後の展開に何らかの影響を及ぼす要素なのかどうか、注目してみたいです。

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