[著者:餅月望/イラスト:Gilse/TOブックス]
自分(ミーア)の『孫娘』が未来からタイムスリップでやって来た、と言われたら通常は素性を怪しむとか嘘を疑がうだとかしそうなもんだけど、自分が“あり得ないはずの転生”を体験しているもんだから受け入れが素早い。
まあそれでも最初は驚愕していて、正確には受け入れる以外に何も思い浮かばなかったポンコツ皇女な状態でしたが、孫娘ミーアベルの話から信憑性は高いと感じた模様。
そして一難去ってまた一難で、相変わらずミーアの逃げ癖な本性とは裏腹に評価がうなぎ上りな『幸運の連鎖』を発揮していて見応えも充分でした。
『ミーア皇女伝』なる書物の一部がころころ変化しているのは見過ごせない所で、今回は『ミーア学校』と『小麦の新種』が未来危機回避の鍵となるようで次巻へ続くといった具合です。